宿泊予約の問い合わせに対応する従業員。3連休の予約キャンセルが出始めている=金沢市内のホテル

 金沢市を対象とする新型コロナのまん延防止等重点措置が延長され、同市内のホテルで、18~20日の3連休の予約キャンセルが出始めている。例年の秋の連休に比べて予約が低調だったところに、重点措置の延長が重なり、各ホテルはキャンセルの広がりを警戒する。一方、重点措置が12日で解除となった富山市内の宿泊施設は、秋の予約が前年を超える施設もあり、回復の兆しが出てきた。

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 金沢市の金沢ニューグランドホテルでは、重点措置の延長が決まった9日以降、3連休に宿泊予定だった個人旅行客から5件程度のキャンセルが入った。

 同ホテルの担当者は、重点措置の解除後に旅行客の増加を見込んでいたといい、「当てが外れた格好だ。延長期間が終わる10月には予約の問い合わせが増えており、何とか感染が落ち着いてほしい」と話した。

  「本来、書き入れ時」

 同市のANAホリデイ・イン金沢スカイも18~20日の予約客から、キャンセルの連絡があった。担当者は「この時期は本来、書き入れ時なだけに残念だ」とため息をついた。

 同市の金沢彩の庭ホテルは、3連休の客室稼働率を8割以上と見込んでいるものの、「宿泊直前にキャンセルが入る傾向があり、気が気でない」(担当者)と警戒する。

 12日でまん延防止等重点措置が解除された富山市では、オークスカナルパークホテル富山の担当者から「これから予約が増えると期待したい」との声が聞かれた。

 ANAクラウンプラザホテル富山の宿泊担当者は「一気に予約が増える感じはない」とした上で、10月以降は前年比で2割ほど予約が増えており、「好転の兆しは出ている」と見通した。

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