展示作業の仕上げを行う職員=南砺市立福光美術館

 「Art Quilt(アート キルト)2021 郷家(ごうけ)啓子のキルトの道&北陸のキルトリーダーたち」(南砺市、市立福光美術館主催、富山新聞社・北國新聞社共催)は13日、同館で開幕する。キルトのトップ作家である郷家さんの作品を中心に、富山、石川の作家による意欲作など計56点が並び、豊かな表現の世界を伝える。11日は展示作業の仕上げが行われた。

  トップ作家ら意欲作56点

 郷家さんは仙台市在住でキルト制作を独学で始めて50年になる。国内外のコンテスト入賞や招待出品を重ね、キルトのトップ作家の一人として国内外で高い評価を受けている。会場の1階に、東日本大震災で被災した思いを込めた作品など31点が展示された。

 このうち大作「バルーン」は、郷家さんが縫ったキルトや、主宰するキルトサークルの生徒が持ち寄ったキルトを、大小の紙風船のように縫い上げてある。最大で直径3・5メートルの計27個があり、中に風船が入っている。多彩で華やかな柄が織りなす作品から、キルト制作の楽しさが伝わる。

 北陸からは富山県15人、石川県7人の作家が出品し、南砺市福野児童センター「アルカス」と志貴野高生活文化科、氷見高家庭クラブが賛助出品した。志貴野高の作品は創立60周年記念タペストリーとなっている。

 コロナ禍(か)で、4日に予定されていた開幕が遅れ、記念講演会や、南砺・金沢の3グループによる無料展示は中止となった。各グループ代表者の作品紹介コーナーが設けられる。

 10月31日までで、観覧料は一般800円、高校生・大学生210円、中学生以下は無料となる。

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