7月以降30人 

 富山県内で7月以降、新型コロナウイルスに感染した2450人のうち、ワクチンを2回接種後に陽性となる「ブレークスルー感染」の感染者が3日時点で30人いることが6日、分かった。感染者全体では1・2%で、ワクチン未接種の感染者と比べると圧倒的に少ない。2回接種した感染者からは死者が出ておらず、県内でもワクチンの感染拡大や重症化を防ぐ効果が数字として現れている。

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 県によると、7月以降の感染者でワクチンを1回接種した人は133人で、うち56人が2回接種していた。56人のうち、十分な免疫ができるとされる2回目の接種から14日間を過ぎた人は30人だった。

 一方、7月以降の感染者のうち、ワクチン未接種は2317人に上った。県内ではワクチン接種の対象である12歳以上の約95万6千人のうち、9月5日までに半分近くが2回接種を終えた。2回接種者と未接種者がほぼ同数となる中、未接種者の感染率の高さが顕著となった。

 さらに、県内では8月に月別で過去最多の2085人が感染するなど感染力の強いデルタ株が猛威を振るったが、接種者の感染が少なかったことから、変異株にもワクチンの効果があったとみられる。

 重症化リスクについても、7月以降に県内で重症化した感染者は5日時点で46人おり、このうち1回目の接種を終えたのは4人で、2回目の接種を終えた人はゼロだった。

 7月以降、5日までに6人が亡くなっているが、県によると、うち5人は未接種だった。残り1人の詳細は未確認となっている。

  副反応は167件 

 県によると、県内ではワクチン接種後の副反応は167件が確認されている。内訳は米ファイザー製関連が144件、米モデルナ製関連が23件で、いずれのワクチンも安全性に重大な懸念はないという。県議会厚生環境委員会で永森直人氏(自民)の質問に答えた。

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