慰霊碑に献花する有野さん(左)と小島さん=魚津市三ケ

 1989年にオウム真理教の幹部らに一家3人を殺害された坂本堤(つつみ)弁護士=当時(33)の弁護士仲間や、坂本さんの妻都子(さとこ)さん=同(29)=の遺体が見つかった魚津市の地元住民ら約20人が4日、同市三ケの慰霊碑に献花し、一家をしのんだ。

 坂本さんの先輩弁護士だった小島周一さん(65)=横浜市=ら8人が魚津を訪れ、地元合唱団らでつくる「愛とヒューマンのコンサート」実行委員会や日本国民救援会新川支部のメンバーとともに花を手向け、黙とうした。

 小島さんら一行は同日、坂本さんの遺体が見つかった新潟県上越市の現場も訪問した。5日は長男龍彦ちゃん=同(1)=が発見された長野県大町市に赴いて追悼する。

 小島さんは「毎年花が手向けられているのを見ると、一家3人は皆さんの心の中で生きていると感じる。事件を忘れないよう、これからもできることをやりたい」と話した。今年小島さんと同じ弁護士事務所に入った有野優太さん(27)も献花し、「社会的弱者の力になるという坂本弁護士の理念を引き継いで活動していく」と力を込めた。

 坂本さん一家は89年11月、横浜市内の自宅で殺害され、95年9月に遺体が見つかった。

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