激しい肉弾戦を繰り広げるレスラー=金沢市の石川県産業展示館3号館

 プロレスリング・ノア金沢大会「PREMIUM SUMMER DREAM2021」(本社後援)は29日、金沢市の石川県産業展示館3号館で11カ月ぶりに行われた。人気レスラーが「コロナに負けるなよ」を合言葉に激しい肉弾戦を繰り広げ、観客約600人を沸かせた。

 メインの6人タッグマッチはグレート・ムタ、魔流不死(マルフジ)、NOSAWA論外組と、清宮海斗、小川良成、HAYATA組が対戦。最後は小川が横入り式えび固めでNOSAWAを押さえ、勝利を決めた。

 試合終了のゴングにも両者は引き下がらず、激しい場外乱闘となり、盛り上がりは最高潮に達した。ムタが毒霧をはいたり、会場内のミニバンを運転したりしてファンを沸かす場面もあった。

 大会は全7試合が組まれ、マサ北宮(砺波市出身)らがラリアットや空中戦などを展開した。新型コロナ感染防止対策として、会場ではリングと最前列までの距離が広くとられた。

  大会委員長、馳氏もリングに

  山田邦子さんと「和解」 政局絡みの発言なし

 メインマッチの前には、大会実行委員長の馳浩衆院議員がスーツ姿でリングに上がった。不仲とされるタレントの山田邦子さんを登壇させて和解を演出し、試合はせずとも会場の盛り上げに一役買った。複数の県市議も観戦に訪れたが、出馬の意思を明らかにしている来春の知事選に絡む発言はなかった。

 馳氏は入場時にリング下で山田さんを見つけると「邦ちゃん」と呼び、ともに壇上へ。30年以上前のテレビ番組で山田さんの発言に馳氏が激怒したことで知られるが、馳氏のこの日の対応に、マイクを握った山田さんも「私と馳浩は仲良しです」と応じた。

 馳氏は終了後、報道陣の取材に対し、試合をしなかった理由について、「インプラントの治療があって。『来年こそ歯を治してリングに上がりたい』と言おうと思ったけど、時節柄まずいなと思った」と含み笑いを見せた。

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