黒蜜姫を出荷する農家=宝達志水町北川尻のJAはくい押水青果物集荷場

 JAはくい押水いちじく部会は26日、昨年に「黒蜜姫(くろみつひめ)」のブランド名を決めた特産の高級黒イチジク品種「ビオレソリエス」の今季初出荷を行った。宝達志水町北川尻の押水青果物集荷場には300グラム入りパックが28個集められ、新たにデザインされた箱に詰められて金沢市中央卸売市場に運ばれた。

 宝達志水町は県内最大のイチジク産地で、今季は39軒の農家が栽培し、9日に主力品種「ドーフィン」の出荷を始めた。黒イチジクは糖度20度前後の甘さと適度な酸味が特長で、昨年より4軒増の11軒が栽培している。「黒蜜姫」の昨年の卸売価格は主力品種の2倍程度の高さとなり、人気は上々という。

 今年は5、6月の気温の低さが影響し、出荷量は11月中旬までに前年並みの2・4トンを見込む。金沢や関東、関西方面に出荷予定で、松浦尚輝部会長は「収穫時期の見極めが難しい品種だが、見た目にインパクトのある立派な箱を作ってもらったので努力して出荷したい」と話した。

無断転載・複製を禁じます