29日に創業65年の幕を下ろす小松市土居原町の中華料理店「餃子(ギョーザ)菜館 清(せい)ちゃん」に20日、閉店を聞きつけた人が次々と訪れ、同店発祥の小松のご当地グルメ「塩焼きそば」などを味わった。

 最後の味を楽しもうと、午前11時半の営業開始前から大勢の人が列をつくり、夜間も多くの客でにぎわった。閉店を伝える20日付の本紙朝刊を見て来店した無職川瀬外志人さん(62)=同市上荒屋町=は「高校生の頃から食べていた思い出の味だった。閉店前に来ることができてよかった」と話した。

 店の前には高輪清(たかなわきよし)店主(90)の弟で「餃子菜館 勝(かっ)ちゃん」(土居原町)を営む正勝さん(85)から届いた花が飾られた。高輪さんは「弟にはいろいろ教えたし、兄弟以上の関係だ。まだまだ頑張ってほしい」とエールを送った。

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