ラグビー専用の芝生グラウンドの整備へ意見を交わす参加者=富山市内の飲食店

  資金集め、管理方法探る

 ラグビーをこよなく愛する富山市内の競技者や指導者らが、地元に専用の芝生グラウンドを設けようと、19日までに「実現プロジェクト委員会」を立ち上げた。子どもからお年寄りまで年代にこだわらず、気軽に、より専門的にプレーできる環境づくりを進め、「富山県内のラグビーの聖地」にするという夢の実現を目指す。

 県内では富山、高岡、砺波、魚津の各市に競技ができるグラウンドがあるが、ラグビー専用はない。活動拠点が定まらず、送迎の負担が大きいとして、中学校進学とともに競技を辞める子どもも少なくなく、指導者らが固定した練習場を求めていた。

 富山ジュニアラグビースクール(富山市)校長を務める安村正樹さん(55)が「大人が夢を持って行動する場をつくりたい」と呼び掛けたところ、県内の30~50代の競技者や指導者らが賛同し、委員会が設けられた。第1回の会合は同市新総曲輪2丁目の飲食店「おりーぶ」で開かれ、5人が集まって意見を交わした。

 参加者は専用グラウンドの活用法を思い浮かべ、「子どものコーチをしながら、40歳以上でつくるオールドチームの活動に参加できる」「ラグビー部のない高校に行った子が練習できる場になる」などと期待を膨らませた。

 活動開始に向け、有名なラグビー選手を招いて講演会を開くなど競技熱を盛り上げる方法を探り、資金集めやグラウンド管理のアイデアを出し合った。

 「中山選手のように」競技力向上に意欲

 話題は東京五輪のスケートボード女子ストリートで銅メダルを獲得した中山楓奈(ふうな)選手(龍谷富山高1年)にも及んだ。中山選手が同市婦中町下轡田の施設「ニックススポーツアカデミー」の完成を機に競技を始め、世界トップクラスの選手に成長したことに触れ、「施設があると競技力が上がる」と意欲を燃やした。

 今後は随時集まり、構想を練っていく。安村さんは「どなたでも積極的に参加してもらい、夢を語り合いたい」と話した。

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