富山県は19日、県内で新たに10歳未満~90歳以上の男女147人が新型コロナウイルスに感染し、魚津市で県内44例目のクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。1日当たりの新規感染者数は初めて100人を超えた18日の121人をさらに上回り、過去最多となった。月別で最も多くなっている今月の感染者数は1096人に増え、千人台に達した。今月発生したクラスターも11件となり、月別で最多となった。

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 県庁で会見した太田浩男厚生部次長は、感染急拡大の要因に旧盆期間中の交流の増加を挙げた。20日以降も感染者がさらに増えることを考えなければいけないとし「お盆が終わり一定程度たてば落ち着くかもしれないが、現時点では、いつピークアウトするか予想がつかない」と強い危機感を示した。

 新規感染者は富山市が82人と最多で、高岡市23人、魚津市12人、射水市8人、南砺市、上市、入善町各4人、滑川市3人、立山町2人、氷見、砺波、小矢部、黒部市、朝日町各1人。年代別は20代が56人で最も多く、30代28人、40代27人、10代15人、50代12人、10歳未満1人で、50代以下が計139人と大半を占めた。60代3人、70、80代各2人、90歳以上1人だった。

 5人が中等症で、うち2人は入院調整中。残りは軽症や無症状。57人は既に感染した人の濃厚接触者で、2人は県外との往来があった。感染経路不明は88人。

  魚津のクラスター、バーベキューで発生

 魚津市のクラスターは知人の家族同士によるバーベキューで発生した。県外在住の3人を含む10歳未満~20代の男女計21人が参加し、18日までに11人の感染が判明。9人は陰性で、1人は検査予定となっている。

 バーベキューは13日に魚津市の参加者宅の車庫で約7時間行われた。車庫は車2台収容の大きさで、密になったとみられる。15日に感染が分かった入善町の20代男性は参加当日に発熱や頭痛を発症していた。

 このほか、県内の感染者のうち17人から新たに感染力の強いデルタ株が確認された。デルタ株の疑いのある変異株も別の25人から確認された。

 県内の感染者は累計3382人で、799人が治療中や療養中。このうち231人が入院し、73人が宿泊療養施設に入所している。495人は入院や入所に向けて調整している。

  高岡市民病院職員1人感染

 高岡市民病院は19日、職員1人の新型コロナウイルス感染が17日午後に判明したと発表した。同病院によると、職員は17日に臭覚異常を訴え、PCR検査を受け陽性だった。職員はワクチンを2回接種済みで感染経路は不明。濃厚接触者の職員3人は自宅待機とした。接触のあった職員43人は全員、18日のPCR検査で陰性だった。院内感染の可能性は低いとみて、病院は平常通り診療している。

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