住宅地を巡回するパトカー=金沢市内

7月7日に白山市村井町で目撃されたサル。「離れザル」の場合、行動は広範囲に及ぶという

 金沢の沿岸に近い場所で19日、ニホンザルの目撃情報が相次いだ。早朝に金沢市湊3丁目で発見された後、県庁や西部緑地公園などでも目撃され、少なくとも10キロを移動。午前11時半ごろに打木町の「しおさいロード」を最後に姿は確認されず、市は夕方に捜索を終えた。サルは大きさから成獣で、16~18日にかほく市や内灘町で出没した個体と同一の「離れザル」とみられる。市などは20日も警戒を続ける。

 市によると、サルは午前6時20分ごろ、五郎島大橋で目撃され、同7時5分ごろには大友2丁目の路上やアルビス大友店付近、同7時半ごろに県庁正面付近で相次いで確認された。国道8号に近い松本機械工業の敷地や西部緑地公園でも目撃されている。

 午前10時ごろには、みどり団地や安原小付近、同11時半には打木町で見つかった。その後、目撃情報は寄せられていない。

 いしかわ動物園(能美市)と県白山自然保護センター(白山市)によると、サルは大人になると群れから離れて新たな仲間を探す習性があり、目撃されたサルも「離れザル」の可能性がある。

 サルを見かけた女性(33)は「壁を伝うように歩いていた。こんな海に近い場所に現れるなんて、早く捕まってほしい」と話した。

 サルを巡っては、16日にかほく市金津小付近、17、18日に同市や内灘町で相次いで目撃された。餌を探しながら南下し、金沢市内に入ったとみられる。

 市や金沢西署は19日、目撃情報があった周辺を捜索し、付近の学校などに注意を促した。市はサルを見かけてもむやみに近づかず、通報するように呼び掛けている。

 県内では、サルは加賀地方の山を主な生息地とするが、離れザルの行動は活発で広範囲に及び、7月には小松市から白山市にかけて目撃情報が連日寄せられた。

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