JR西日本金沢支社内で新型コロナの感染が拡大したことを受け、JR七尾線で19日、普通と特急の列車計17本を運休した減便ダイヤの運行が始まった。1日当たりの運行本数は約7割となる。七尾線の運行に関する部署でクラスター(感染者集団)が広がり、運転士が不足したためで、31日までを予定する。目立った混乱はなかったが、通勤時間帯の列車が減ったことで一部列車は利用客が集中して混み合った。

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 金沢支社によると、普通列車は金沢発が27本中7本、七尾・高松発が27本中8本が運休する。上下線計12本の特急は午後8時10分金沢発の能登かがり火9号と午前7時和倉温泉発の能登かがり火2号、金沢―和倉温泉間を運行する観光列車「花嫁のれん」も全4本が運休する。

 乗車券は手数料無料で払い戻す。運休した普通列車を普段利用する人などは、同支社が指定した特急に特急券なしで乗れる。平日運行の普通4本は期間中、土日祝日も走る。

 金沢支社は16日、七尾鉄道部運転科でクラスターが確認されたと発表した。運転士46人を含む同科の全社員約70人にPCR検査を実施した。同支社によると、18日時点で運転士13人、車掌2人を含む計17人の感染が分かった。社員の感染が原因で運休したのはJR西管内で初めて。石川県によると、喫煙所で感染が広がった可能性がある。

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