水かさが増し、勢いよく流れる手取川=18日午前11時45分、白山市水戸町

 1週間前から西日本を中心に大雨をもたらしている停滞前線の影響で、石川県内で再び強い雨や土砂災害の危険が高まっている。大気の状態が不安定になった18日は曇りや雨となり、金沢地方気象台は白山市に大雨警報を出した。前線は19日ごろまで北陸地方付近にとどまる見込みで、18日夕方にかけて激しい雨が降る恐れがある。1週間前から続く大雨で、西日本を中心に全国で河川の氾濫や土砂災害が相次いでおり、気象台は警戒を呼び掛けている。

 降り始めの17日午前2時から18日午前5時までの降水量は、七尾81・5ミリ、羽咋61・5ミリ、宝達志水46・5ミリだった。19日午前6時までの24時間降水量は、多い所で加賀、能登ともに80ミリと予想される。

 気象庁によると、前線は西日本を通り、三陸沖に延びている。日本海では前線上の低気圧が北東へ進んでおり、低気圧や前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の非常に不安定な状態が続く。19日には日本の東の高気圧が勢力を強め、前線の活動は次第に弱まるとみられる。

 県内では、宝達志水で12日午前2時~14日午後9時の降水量が8月1カ月分の雨量の平年値を上回る305・0ミリに達するなど、先週から強い雨が断続的に降っている。

 金沢地方気象台は、これまでに降った雨で地盤が緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害の危険が高まる恐れがあるとしている。前線の活動の程度によっては警報級の大雨となる可能性があり、低い土地の浸水、河川の増水、強風や高波に注意が必要という。

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