地滑りが発生して倒壊の危機にひんしている荒間神明社=小矢部市荒間

ひび割れや陥没が発生した神社東側の市道=小矢部市荒間

山の斜面が崩れ、土砂が流入した水田=氷見市鞍骨

 小矢部市荒間の荒間神明社の境内東側で地滑りが発生し、神社を支える地面が崩落しているのを16日、住民が見つけた。関係者によると、範囲は幅約50メートル、深さ約10メートルで崩れ、長さ約100メートルにわたり地滑りしているとみられる。市は境内を立ち入り禁止にして、今後、地滑りの拡大の可能性を調べながら対応を検討する。

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 15日に神社東側沿いの市道でひび割れや陥没が確認され、住民が警戒していた。13、14日の大雨の影響とみられる。

 神社は、本殿の土台部分から地面が崩落し、宙に浮いたような状態となっている。住民の連絡を受けて市農林課の職員が調査したが、範囲を確定できなかった。神社倒壊の危険性が大きいため、緊急な対応は難しく、今後の地滑り発生の可能性を調べる。

 荒間は石川県津幡町の県境に位置する集落で、15世帯が暮らす。住民によると、30年以上前にも神社東側で小規模の地滑りが起きた。久田政一町内会長(58)は「これだけの規模の地滑りは初めてだ。住民に被害がなくて良かった」と話した。9月に秋祭りが予定され、ご神体を本殿から運び出す必要があるという。

  水田に土砂 氷見

 氷見市では市道や県道の通行止めが続き、山の斜面や農地のあぜが崩れる被害が確認されるなど、大雨の爪痕が次々と明らかになっている。

 鞍骨では山の斜面が大規模に崩れ、水田に土砂が流入しているのが見つかったた。矢田部の市道は路肩の土砂が崩れ、路面に大きなひび割れが生じた。被害は16日午後4時現在、土砂崩れ5件、道路33件、農地14件など計59件になった。

  高岡でも崩落

 高岡市では、14日午前に山川の傾斜地にある田んぼの畦畔(けいはん)とのり面が高さ約4メートル、幅約35メートルにわたり崩れ落ちた。地元関係者らが波板を設置して崩壊の拡大を防いだ。けが人はいなかった。

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