石川県は16日、県内で新たに新型コロナウイルス感染者46人を確認し、県内の事業所3カ所と、県内で行われた会食で計4件のクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。県によると、1日あたりのクラスター4件は、5月26日の3件を上回り、過去最多となる。クラスターは8月に入り、10例目、通算93例目。感染者は累計で6309人となった。

 県内の事業所では、これまでの感染者の疫学的調査の結果、従業員ら10人の陽性が判明。県は職場14例目のクラスターとの認識を示した。県によると、職場ではアクリル板による飛沫防止や検温、換気、マスク着用などの基本的な感染対策は取られていたが、従業員はフリーの座席で移動したり、物品を共用したりしており、県はこうした場面で感染が広がったとみている。

 別の事業所では、新たに従業員1人の感染を確認。既に判明している感染者と合わせて9人となり、県は職場15例目のクラスターと認定した。県によると、職場では基本的な対策は取られていたが、従業員が一緒に昼食を取り、一部で寮生活をしていたという。

 さらに別の事業所でも新たに6人の陽性が分かった。これまでの感染者と合わせ、10人となり、県は職場16例目のクラスターと判断した。県によると、社内の喫煙所で従業員がマスクを外して会話をする場面があり、感染が広がったとみられる。

 さらに、県内で行われた会食関係では、これまでの疫学的調査の結果、10人の感染が分かった。県は、会食10例目のクラスターと認定した。

 新たに感染したのは、金沢、白山、小松、加賀、能美、野々市、七尾、かほく、羽咋、珠洲、津幡、内灘、中能登の各市町と県外在住の10歳未満~70代の男女。年齢別では20代が12人と最も多く、次いで30代と40代の各8人、10代以下の7人などと続いた。

 新規感染者のうち、既に判明しているクラスターの関連では、金沢市中央卸売市場の関係で新たに1人の陽性を確認した。感染者の濃厚接触者または接触者が22人で、残る16人の感染経路が分かっていない。

 県内で16日午前10時までに283件の検査結果が報告された。

 県内の療養者は749人(前日比10人減)で、うち重症者は前日と同じ9人。自宅療養が263人(前日比11人減)と最も多く、入院が222人(同27人増)、宿泊療養が108人(同10人減)などとなっている。

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