地元作家らの秀作を鑑賞する関係者=11日午前10時35分、能美市九谷焼美術館浅蔵五十吉記念館

  武腰敏昭氏遺作も並ぶ

 第77回現代美術展能美展(一般財団法人石川県美術文化協会、北國新聞社、能美市、川北町など主催)は11日、能美市九谷焼美術館で開幕した。能美、川北をはじめとする郷土の作家が6部門に意欲作103点を出展し、来場者は最高水準の美に見入った。

 2会場あり、日本画、工芸、写真は五彩館に、洋画、彫刻、書は浅蔵五十吉記念館にそれぞれ秀作が展示された。

 初日は井出敏朗能美市長と前哲雄川北町長が鑑賞に訪れた。洋画の会場では、美術文化大賞に輝いた小原瑛子さん(金沢市)から受賞作「彼女にのこせるのだろうか」について、「きれいな地球を次世代の子どもたちに残せるか、社会不安をテーマに描いた」などと説明を受けた。

 7月28日に81歳で死去した日本芸術院会員の陶芸家武腰敏昭氏(能美市)の遺作「王鳥の如く」も展示された。

 県内最大級の公募美術展の巡回展で、能美での開催は昨年に続いて2回目となった。今年の巡回展は県内5市で開催され、能美が最後となる。

 会期は22日まで。入場料は一般430円、75歳以上320円、高校生以下は無料。新型コロナウイルス感染防止のため、作家が作品を説明するギャラリートークは行わない。21、22日に親子を対象とした「新しい九谷焼絵付体験」を開催する。

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