石川県は10日、県内で新たに新型コロナウイルス感染者33人を確認し、県内の事業所とスポーツジムでクラスター(感染者集団)が2件発生したと発表した。クラスターは8月に入り、6例目、通算89例目となる。感染者は累計で5836人となった。

 新たに感染したのは、金沢、白山、能美、野々市、かほく、内灘の各市町と県外在住の10歳未満~90歳以上の男女。

 これまでの感染者の疫学的調査の結果、事業所で従業員ら8人の陽性が判明。県は職場13例目のクラスターとの認識を示した。県によると、事業所では基本的な感染対策は取られていたが、一部で対策が徹底されておらず、職場で広がったとみられる。

 さらに、スポーツジムでは利用者やスタッフら8人の感染が分かり、県はスポーツ施設関係3例目のクラスターと認定した。県によると、トレーニング中のマスク着用や定期的な換気などの対策は取られていたとしているが、運動後に利用者の息が上がり、ジム内で感染が広がったとみられる。

 新規感染者のうち、既に判明しているクラスター(感染者集団)の関連では、陸上自衛隊金沢駐屯地の関連で新たに1人の陽性を確認した。このほか、感染者の濃厚接触者または接触者が16人で、残る16人の感染経路が分かっていない。

 県内で10日午前10時までに報告された198件の検査件数に対する陽性率は16・7%だった。

 県内の療養者は780人(前日比46人減)で、うち重症者は前日と同じ11人。自宅療養が308人(前日比16人減)と最も多く、入院が241人(同11人増)、宿泊療養が122人(同9人減)などとなっている。

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