富山県は10日、県内で新たに新型コロナウイルス感染者35人を確認し、高岡市内の事業所で新たにクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。感染者の累計は2649人(うちアルファ株180人、デルタ株19人)で、県内39例目のクラスターとなる。

【速報 富山県独自の「感染拡大特別警報」発出】

 新たに感染したのは、富山、高岡、射水、砺波、氷見、魚津、滑川、小矢部、立山の各市町と愛知県在住の10歳未満~80代の男女。症状は中等症1人、軽症32人、無症状2人となっている。

 新規感染者のうち、男性3人は高岡市内の事業所の従業員。既に判明している感染者を含め、20代~50代の男性8人が事業所の休憩室を利用していたことなどから、県はクラスターとの認識を示した。

 入院患者は最多176人

 10日午前10時現在、県内で入院中の患者は176人(前日比10人増)と最多を更新した。このうち重症者は前日と同じ6人となっている。

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