石川県は6日、78人が新型コロナウイルスに感染し、福祉施設で県内87例目のクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。感染者の累計は5595人となった。

 新たなクラスターは小学生が利用する通所施設で、6日に公表された2人を含め児童5人が感染した。クラスターは今月4例目。

 クラスターでは陸上自衛隊金沢駐屯地関係で5人の陽性が分かり、累計は18人に増えた。小規模多機能型居宅介護施設「かほくの郷」(かほく市)関係は2人が感染し累計14人、金沢市中央卸売市場関係は1人の感染が分かり計27人。

 6日公表の陽性者78人のうち、クラスターを除く濃厚接触者と接触者は38人、感染経路不明は30人。金沢市の50代男性が中等症で、70人が軽症か無症状。年代別では20代が19人で最も多く、60代以上は11人いた。

  1週間感染者3日連続減

 県の指標では、直近1週間の新規感染者が581人、感染経路不明者が260人で、いずれも3日連続で前日から減少した。病床使用率も前日の55・4%から52・0%に改善した。重症者は8人で前日から変動はない。県は6日、運用する病床を349床から14床増やした。

 このほか県内では6日、県立保育専門学園(金沢市)の生徒1人、七尾市、能美市の市立学校に通う子ども各1人、野々市の市立小学校の児童1人と押野児童館の利用者1人、かほく市はまなすこども園の園児1人、能登町職員1人の感染が明らかになった。

 別川製作所(白山市)は本社勤務の20代男性が感染したと発表した。

  知事が公務取りやめ 感染職員と接触、陰性

 谷本正憲知事は6日、新型コロナウイルスに感染した県職員と接触があったとして、同日の公務を取りやめた。知事の体調に問題はなく、PCR検査で陰性が確認されたが、念のため登庁を控えた。

 感染が判明した職員は県民文化スポーツ部の30代男性で、4日午後に1度、5日午後に2度、知事室で谷本知事と打ち合わせした。県によると、いずれも複数人が同席し、全員がマスクを着用していた。

 打ち合わせは4日が7人で15分間、5日が6人で25分間だった。感染した職員は知事と約2メートル、他の職員と約1メートルの距離があった。

 このほか4、5日ともスポーツ関係の表敬行事で知事と職員は同席した。

 県庁内には知事以外に22人の接触者がおり、全員を自宅待機とした。濃厚接触者かどうか金沢市保健所が調査を進める。2人の副知事は接触者に含まれていない。県民文化スポーツ部では4日に50代男性職員の感染も判明している。

 谷本知事は既に2度のワクチン接種を終えている。7日の公務は取りやめ、8、9日は公務がない。10~13日は夏季休暇となる。

  富山で64人感染 県内過去最多に並ぶ

 富山県は6日、64人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの感染発表数として過去最多の5月23日と同数となった。県内の感染確認は計2488人となった。

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