女子57㌔級で優勝し、日の丸を掲げ笑顔の川井梨紗子=幕張メッセ 

 レスリング女子57㌔級で2016年リオデジャネイロ五輪63㌔級女王の川井梨紗子(ジャパンビバレッジ、津幡町出身)が決勝でクラチキナ(ベラルーシ)を下し、2大会連続の金メダルを獲得した。

 東京五輪で夢だった姉妹での金メダル、自身の2連覇を実現した最高の日になった。新型コロナウイルス禍で約1年半ぶりの大会だったが、川井梨は「自分たちがやってきていることは間違いじゃない」と試合ごとに好感触をつかみ、4日に62㌔級で頂点に立った妹の友香子に負けじと表彰台の中央に立った。

 初出場で金メダルに輝いたリオデジャネイロ五輪後、理想を掲げた。「高速タックル」が代名詞だった16大会連続世界一の吉田、組み手や防御が巧みな五輪4連覇の伊調の「いいとこ取り」。2017年から世界選手権を3連覇し、進化したことを証明してきた。

 日本を長年引っ張った吉田、伊調がいない初めての五輪。重圧がかかる中、最高峰の技術を駆使し、新エースにふさわしい輝きを放った。

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