東京地裁、東京高裁などが入る裁判所合同庁舎=東京・霞が関

 スーパーのレジ前に落ちていた総菜の天ぷらを踏んで転び、けがをしたとして、東京都練馬区の男性(36)がスーパー大手サミット(東京)に約120万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は4日、約57万円の支払いを命じた一審東京地裁判決を取り消し、請求を棄却した。

 平田豊裁判長は「レジ前に客が天ぷらを落とすことは通常想定しがたい。従業員の巡回など、安全確認のため特段の措置を講じる法的義務が、店側にあったとは認められない」と指摘した。

 判決によると、男性は18年4月、サミットストア練馬春日町店で、カボチャの天ぷらに足を滑らせて転倒し、膝の靱帯を損傷した。

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