石川県は3日、10歳未満から90歳以上の85人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。カラオケ設備を備えた飲食店で新たにクラスター(感染者集団)が確認された。県内85例目となる。直近1週間の新規感染者は634人に増加し、累計5326人となった。

 クラスターが発生した飲食店は、金沢市外の接待を伴わない店で、スタッフ3人、客2人が陽性だった。店内では消毒や換気などの対策は講じられていたが、マスクを外してカラオケを利用していたという。

 既に確認されているクラスターでは、新たに7月27日公表の職場関係で1人、8月2日公表の福祉施設関係で3人が感染した。福祉施設は、かほく市の小規模多機能型居宅介護施設「かほくの郷」で、運営会社は施設の1、2階を2週間程度の営業停止にすると発表した。

 新規85人のうち感染経路不明は40人で、直近1週間の累計は328人で過去最多を更新した。この日は70代以上の5人に感染が確認され、2人が中等症、3人が軽症だった。7月29日に感染を公表した金沢市内の30代男性については、医師が陽性でないと判断したとして取り下げた。

  運用病床増やす

 病床使用率は53・3%、重症病床使用率は15・4%となり、いずれも前日より上昇した。実際に運用する病床数を270床から349床に引き上げたことで、運用病床使用率は80・7%から66・5%に低下した。

 県教委は3日、二水高の生徒1人、別の県立高に通う生徒1人の感染を発表した。二水高生は同日の県発表分に含まれていない。

  5人の感染発表 金沢市中央卸売市場

 金沢市中央卸売市場は3日、市場内に店舗を構える複数事業者の従業員計5人が感染したと発表した。同日分の石川県発表には含まれない。同市場では7月30日から5日連続で関係者の陽性が判明しており、感染者の累計は9人となった。市場事務局によると、1店舗で5人以上の感染が確認された事業者はない。

 金沢市内ではこのほか、市立学校10校で子ども計12人、市立浅野町児童館を利用した子ども1人、大浦町の認定子ども園「キッズスクールオオウラ」で園児3人の感染が確認された。

 能登町は3日、町職員1人が感染したと発表した。窓口業務に当たっておらず業務は通常通り行う。児童1人の感染が確認された松波小は4日に再開する。

 白山市は3日、みかわこども園の園児と市立学校の子どもの計2人が感染したと発表した。

 金沢地裁は同日、40代男性事務官(金沢市)の感染を発表した。来庁者との接触はなく、業務体制に変更はない。

 JA志賀は富来支店に勤務する職員1人が感染したと発表した。6日まで臨時休業する。

 加賀市は3日、山中温泉の共同浴場「菊の湯第2」に勤務する職員1人が感染したと発表した。職員は番台・清掃業務を担当し、常時マスクを着用しており、濃厚接触者はいない。7月30日から出勤しておらず、2日に陽性が判明した。共同浴場は4、5日に臨時休業して館内を消毒する。

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