慶応大先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)の曽我朋義教授らは3日までに、唾液による大腸がん検査について、多くの人から採取した検体を一度に測定する技術を開発したと発表した。精度も高い上、検査に要する時間が大幅に減り、手軽ながん診断へ期待がかかる。成果は国際的な分析化学誌電子版に掲載された。

 大腸がんなどの患者の唾液や尿からは、一般の人に比べ高濃度のポリアミンと呼ばれる成分が検出される。唾液中のポリアミン濃度からがんのリスクや有無を調べる方法は近年普及が進んでいる。

 従来は1検体ずつ10分以上かけて調べたが、新たな技術では40検体をまとめて40分で測定できる。

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