石川県は27日、幼児から80代までの男女72人が新型コロナウイルスに感染し、新たにクラスター(感染者集団)が2例発生したと発表した。2例は金沢星稜大の運動部関係と県内の職場関係。70人超の陽性確認は3日連続で、県指標である直近1週間の新規感染者数は432人と過去最多となった。累計は4692人。

  重症者は1人

 県指標の感染経路不明者は180人、病床使用率は34・7%に悪化したが、中等症は4人、60代以上の高齢者は7人と大半が50代以下の軽症・無症状者だった。重症者用の病床使用率も2・6%(1人)と変化はなかった。

 新たなクラスター関係では、金沢星稜大運動部で部員6人の陽性が判明。これまでに判明している学生を含めると計11人となった。14日にクラスター認定された同大運動部とは別の運動部という。県内の職場関係では、従業員3人が感染し、累計は7人となった。クラスターは今月に入り14例が確認された。

 クラスターを除く63人のうち、感染経路不明者は31人で、残りは濃厚接触・接触者だった。実際に運用している病床270床の使用率は55・9%となった。

 県教委は27日、生徒1人が感染し校内立ち入り禁止としていた伏見高について接触者が陰性だったため、28日から通常通り再開すると発表した。県立学校に通う男子高校生1人、金沢市立学校に勤務する教職員1人も感染した。いずれも校内に濃厚接触者はいない。

 金沢星稜大を運営する稲置学園(金沢市)の稲置慎也理事長は27日、「学園内に集団感染を発生させたことは遺憾。一日も早い学内感染撲滅を目指す」とするコメントを発表した。同学園では今月に入り、金沢星稜大運動部関連2例と星稜高野球部関連1例の計3例のクラスターが発生した。

 かほく市は27日、しらゆりこども園(同市白尾)の園児が感染者の濃厚接触者だったと発表した。消毒などのため、28日は臨時休園とする。

 白山市は27日、郷こども園の女性職員と市立学校に通う子どもの計2人が感染したと発表した。同園は28~30日を臨時休業する。

 イオンモール白山は、専門店「ミスタードーナツ」の従業員1人が感染したとホームページで発表した。同店は27日、消毒のため臨時休業した。

 別川製作所(白山市)は27日、本社に勤務する従業員3人が感染したと発表した。

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