町会が新しく設置したカーブミラー=野々市市本町6丁目

 野々市市の本町6丁目町内会は25日までに、拡幅工事の完了に伴い、交通量が増えている町内の市道交差点にカーブミラー1基を独自に新設した。千葉県八街(やちまた)市で6月に児童5人が巻き込まれる死傷事故が発生し、野々市市でも今月22日に交通死亡事故が起きており、万一に備える。周辺は野々市小の通学路でもあり、町内会は児童生徒をはじめとする地域住民が犠牲になる輪禍を防ぎたいと願っている。

 カーブミラーを設置したのは、つばき公園の南側約150メートルの信号機がない交差点。市は今年度、拡幅工事を完了させ、近くの路側帯には歩行者の安全確保に向け、緑色に塗布した「グリーンベルト」を設けた。交差点は茶色に塗られ、ドライバーに減速や歩行者注意を促している。

 付近住民からは市道が拡幅されて通行しやすくなった一方で、交差点の見通しの悪さを懸念する声も出ていた。

 町内会によると、付近では車同士や人と車が接触する事故が度々起きているという。学校の夏休みが終わると、多くの児童が通行することから、子ども会や地域住民に要望を聞き、町内会費を活用してカーブミラーを設置することにした。

 戸田大生町内会長(45)は「拡幅工事により、町内の危険箇所がよりはっきり分かるようになった。事故防止に向け、町内会としてできる限りのことをしていきたい」と話した。

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