ヒマワリの苗のそばに支柱を立てるメンバー=小松市千木野町

 東京五輪の開会式に合わせ、小松市千木野町で23日、ヒマワリの背丈を競うイベント「ひまわりンピック」が開幕した。当初は町内の22班対抗で、班ごとに1本ずつ担当する計画だったが、新型コロナ感染防止で断念。抽選で各班の苗を決め、生産組合や町内会などでつくる同町地域資源保全会が育てる。住民は8月中旬の計測に向け、どの苗が金メダルを取るか成長に期待を寄せている。

 コロナ禍で同町でも夏祭りなどが中止を余儀なくされ、保全会は東京五輪・パラリンピックにちなんだ「千木野2020+1ひまわりンピック」と銘打ったイベントを企画した。

 班ごとに育ててもらおうと考えていたが、感染症対策で見合わせ、抽選で各班の苗を決め、保全会が世話する形で行うことにした。

 保全会メンバーは6月上旬に4種類のヒマワリの種をポットにまいた。同下旬には住民から借り受けた町内の畑約250平方メートルに、予備分を含む31本の苗を60センチ間隔で植え付けた。

 23日にはメンバー4人が支柱を立て、苗に水を与えた。抽選は保全会メンバーの立ち会いの下、廣田文昭会長(76)がくじ引きを行い、「ゼッケン」の代わりに班を示すネームタグを苗に取り付けた。

 保全会が調べたところ、ギネス世界記録に認定されているヒマワリの高さは9・17メートルで、目安として同じ長さの竹を近くに設置した。

 今後もメンバーが水やりなどを続け、8月中旬に高さを計測する。五輪と同様に上位3本を金、銀、銅メダルとして、結果を同町の公民館報で伝える考えだ。

 廣田会長は「五輪の輪のようにヒマワリも丸く、大きく丈夫に育ってほしい。住民が交流する機会はかなわないが、皆さんが花を見て気持ちが明るくなってくれればうれしい」と話した。

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