コロナ拡大で県

 石川県は新型コロナウイルスの感染が金沢市を中心に急拡大しているとして、同市内の飲食店に対し、26日から8月15日までの間、午後9時までの営業時間短縮を要請する。酒類提供は午後8時までとする。21日、県内では新たに66人の感染者が確認され、県は感染状況をステージ2・感染拡大警報からステージ3・感染まん延特別警報に引き上げた。

 【関連記事 「金沢」「飲食」に集中対策】

 【関連記事 部員涙、保護者「悔しい」】

 21日、県庁で開かれた対策本部会議で決定した。時短要請を行うのは、県内全域で時短が実施されていた4月28日~6月13日以来、4度目。ステージ3に移行するのは4月26日~5月9日以来、2度目となる。

 時短要請の対象は食品衛生法上の営業許可を取得している飲食店で、金沢市内の約6千店となる。要請に応じた場合は、全期間の実施を前提に協力金を支給する。中小企業は1店舗につき1日2万5千~7万5千円、大企業は1日当たりの売り上げ減少額の4割、上限1日20万円を支給する。

 谷本正憲知事は「感染拡大に歯止めが掛からない。断腸の思いだが、強い措置を講じることを決断した」と述べた。

  旅行割は予約分のみ、イートは持ち帰り推奨

 県は時短要請を行う一方で、ワクチン接種の進展に伴い重症者数が抑えられているとして、観光、飲食事業者の支援策である県民旅行割と「Go To イート」の運用方針を見直した。

 旅行割はこれまでステージ3で事業停止としていたが、今後は予約済みの分の利用が可能となる。イートは従来、食事券の利用自粛を要請していたが、見直し後は持ち帰りと宅配利用を推奨すると明示した。

 対策本部会議では、東京五輪開幕や夏休み、旧盆を迎えるに当たり、感染対策を再度徹底するよう県民に呼び掛けた。マスク着用による熱中症への注意も求めた。

無断転載・複製を禁じます