石川県は21日、新たに新型コロナウイルス感染者66人と、患者1人の死亡を確認したと発表した。新たに高校の運動部と、公務員の職場で2件のクラスター(感染者集団)が明らかにした。

 学校法人稲置学園(金沢市)は、星稜高野球部でクラスターが発生し、当面の間、部活動を休止し、22日に行われる全国高校野球選手権石川大会の準々決勝は辞退すると発表した。

 県によると、1日当たりの感染者数が60人以上となるのは、101人となった5月25日以来で、過去4番目に多い。感染経路不明者数は31人に上り、5月12日の34人に次いで2番目に多い。クラスターの発生は7月に10件目となる。

 亡くなったのは、遺族の了解が得られずに年代や性別、居住地が不明の1人。県内の死亡確認は6月24日以来となる。

 新たに感染したのは、金沢、白山、小松、加賀、能美、野々市、羽咋、津幡、志賀、中能登、川北の各市町と県外在住の10歳未満~80代の男女。

 新規感染者のうち、金沢、白山、県外の10代男性6人は、同じ高校の運動部に所属する高校生。県は学校5例目のクラスターとみている。県によると、部室やトイレなどの消毒や、大声を出さないなどの感染対策は取られていたが、運動時にマスクをしておらず、県は活動を通じて感染が広がったとみている。寮生活をしている部員もおり、県は21日、現場にクラスター対策班を派遣し、指導にあたっている。

 金沢、野々市の40代と50代男性はいずれも公務員。既に公表済みの2人と合わせ、感染者が6人となったことから、県は職場9例目のクラスターが発生したとみている。県によると、仮眠室のある職場で、職員は普段、マスクを着用し、検温や手指消毒などの感染対策を取っていたが、職場で感染が広がったとの認識を示した。

 このほか、片町地区の飲食店19例目のクラスターで新たに従業員1人の陽性を確認。既に公表の感染者の濃厚接触者または接触者が24人で、残る31人の感染経路が分かっていない。

 県内では21日午前10時までに、780件の検査結果が報告された。

 県内の感染者は累計4326人。治療中の患者は280人(前日比39人増)で、重症者は前日と同じ1人となっている。 

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