末広の舞を奉納する巫女=高岡市の射水神社

 神通川にちなんで命名され、太平洋戦争中に米軍の攻撃によって南太平洋・ソロモン諸島沖で沈没した旧日本海軍の軽巡洋艦「神通」の慰霊顕彰祭は17日、高岡市の射水神社で行われ、関係者が最前線で戦い抜いた神通をたたえ、戦没者の冥福と平和を祈った。

 社殿に艦船画家の菅野泰紀さん(大阪府)が描いた神通の鉛筆画が置かれた。松本正昭宮司が祝詞、帝国海軍軍艦慰霊顕彰会の久野潤会長(40)=大阪府=が祭文を奏上した。

 巫女(みこ)が神楽「末広の舞」を奉納し、神通の名前を受け継いだ海自の護衛艦「じんつう」の3代目艦長を務めた竹口健二さん(69)=高岡市角=らも玉串をささげた。久野会長は「神通や戦没者のことを忘れないように伝えていきたい」と話した。

 神通の艦内には射水神社から分霊を受けた「神通神社」があり、2019年、ソロモン諸島・コロンバンガラ島沖の海底900メートルで船体の一部が見つかった。来年は神通の起工100年に当たる。

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