石川県は16日、園児から60代までの41人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。クラスター(感染者集団)は新たに県内の幼稚園、カラオケ店の2例が確認され、7月は計7例となった。感染者の6割が20代以下で若い世代への感染拡大傾向が強まっている。

  重症者1人のみ

 1日当たりの新規感染者が40人台となるのは5月28日以来。直近1週間の感染が148人となった一方、病床使用率は17・9%、重症者は1人で、同程度の感染があった4月半ばの週に比べて低水準にとどまる。9~15日の人口10万人当たりの感染者数は10・68人と全国で7番目の水準となった。

 県内73例目のクラスターとなった幼稚園ではこれまでに職員4人、園児2人、濃厚接触者1人が感染。クラスター74例目のカラオケ店では一緒にカラオケを利用した8人のうち高校生5人の陽性が確認された。

 新たなクラスターを除く感染者39人の内訳は金沢市片町地区の接待を伴う飲食店の客1人と従業員3人、感染者の濃厚接触・接触者18人、感染経路不明17人で、全員が無症状か軽症。

 生徒4人が感染した小松大谷高では新たに教職員2人の陽性が判明。白山市教委は千代野小の教職員1人が感染したと発表した。

  デルタ株2件目

 県は16日、7月に入り感染が判明した県内在住者1人からインド由来のデルタ株を確認したと発表した。スクリーニング検査で検出した。県内では2件目となる。

  知事「時短慎重に」

 谷本正憲知事は16日、感染拡大が続いた場合の対応について「時短営業の要請は飲食店へのダメージが大きく、慎重に考えた方がいい」と話した。県庁で記者団に答えた。

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