石川県は16日、県内で新型コロナウイルス感染者41人を確認し、新たに県内の幼稚園とカラオケボックスで2件のクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。クラスター発生は今月に入って7例目で、通算74例目となる。感染者は累計4156人となった。

 新たに感染したのは金沢、白山、小松、加賀、能美、野々市、七尾、津幡、内灘の9市町と県外在住の10歳未満~60代の男女。

 新規感染者のうち津幡町の10歳未満の女子園児は県内の幼稚園に通っており、これまでに職員ら6人の感染が判明しており、県は学校関連4例目のクラスターと認定した。県によると、同園は園児や職員ら約100人規模で、3歳以上の園児と職員はマスクを着用し、換気や閉園後の消毒を行っていたが、園児と職員の密接な接触が避けられず、県は感染につながったとみている。

 野々市市の10代女子高校生は、18例目の飲食店クラスターの感染者と一緒に、8人で県内のカラオケボックスを利用していた。利用者からはこれまでに4人の感染者が判明しており、6例目のカラオケ関連クラスターと認定した。県によると、店ではマイクなど設備の消毒や従業員のマスク着用などの対策を行っていたが、利用客は歌うときにマスクをしていなかったという。

 このほか、飲食店18例目のクラスター関係で4人、既に公表されている感染者の濃厚接触者または接触者が18人で、残る17人の感染経路は分かっていない。

 県内では16日午前10時までに、685件の検査結果が新たに報告された。県内の治療中の患者は194人(前日比40人増)で、うち重症者は前日と変わらず1人となっている。

 県の北野喜樹健康福祉部長は若年層の感染が多く、夏休みシーズンが近いことから「出かけることも増えるだろうが、体調管理や感染防止の心配りをしてほしい」と注意を呼び掛けた。

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