鹿の子餅が入ったジェラート=高岡市京田

  夏の新名物に

 高岡市京田の和菓子店「不破福寿堂」は、明治期の創業直後からの看板商品「鹿(か)の子(こ)餅」を使ったジェラートを開発した。滑らかで濃厚なジェラートとコシのある餅の好相性が特長。鹿の子餅を使った洋菓子は初めてで、和菓子になじみのない人にも魅力を伝える。

 「鹿の子餅ジェラート」と銘打ち、バニラ味のジェラートの中に、刻んだ鹿の子餅を入れた。抹茶味のジェラートと鹿の子餅を組み合わせた「抹茶鹿の子餅ジェラート」も用意した。京田本店で販売している。

 創業から3年後の1892(明治25)年から販売する看板商品の「鹿の子餅」は、県産の新大正もち米と新鮮な卵白で仕上げた餅に、北海道産の金時豆が入っている。

 若い世代に鹿の子餅に親しんでもらおうと、高岡市二塚の食品販売会社「スパックフーズ」と氷見市の食品会社「川田食品」とともにジェラートを企画、開発した。

 本店は北陸新幹線の新高岡駅から国宝瑞龍寺へ向かう途中にあり、コロナ禍以前は多くの観光客が訪れ、囲炉裏のある休憩スペースで飲食を楽しんでいた。「鹿の子餅ジェラート」は夏場の名物として、住民や観光客に味わってもらう。

  食感味わって

 現在、キャラメル味とイチゴ味の試作も進めており、28日に店頭に並ぶ。不破福寿堂の不破亮太郎社長は「涼しい店内でくつろぎながら、冷たいジェラートの中にある餅の食感を味わってほしい」と話した。

無断転載・複製を禁じます