会見する藤井市長=富山市役所

 藤井裕久富山市長は12日の臨時会見で、新型コロナウイルスのワクチン接種について、市医師会の協力を得て実施する市内小中学校の教職員や保育施設の職員らへの優先接種を15日から順次開始すると説明した。一方、高齢者向けワクチン接種については、希望者が想定より多く、希望する高齢者全員が完了するのは、市として目標に掲げていた7月末から8月にずれ込むとの見方を示した。

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 優先接種の対象は、教職員2460人と保育施設の職員600人の計3060人。保育施設の職員は20代に限定し、30代以上はワクチン確保の状況を見ながら実施する計画。接種場所は市医師会の健康管理センターと急患センターに加え、同医師会に加盟する富山西総合病院の計3カ所で、各施設では15日から順次、1回目の接種が始まり、9月25日までに対象者全員が2回目接種を終える予定だ。

 市は市の窓口業務担当職員への優先接種も計画しており、ワクチンが確保でき次第、順次実施する。

 市内での高齢者向けワクチン接種の進捗状況は、11日時点で1回目の接種が完了したのは8万3503人で、高齢者全体の65・8%に当たる(2回目完了は4万7035人)。藤井市長は、7月末までに市として目標に掲げる高齢者全体の70%の接種はクリアできるとの見通しを示した一方、市内では高齢者全体の約80%が接種を希望しており、希望する高齢者全員の接種が完了する時期は8月になるとの見方を示した。

 全国の自治体でワクチン供給量が不足している問題について、市内では12日現在も9月以降の新規予約受け付けを見合わせている状況にあり、受け付け開始は見通せないと説明。今後、国にワクチンの供給を働き掛けていく考えを示した。

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