料理とのギフト商品に採用される能登ワインの商品=穴水町旭ケ丘の同社

 能登ワイン(穴水町)は、自社製造のワインと料理を組み合わせたギフトの開発に乗り出した。地元産の岩ガキや能登豚など奥能登づくしの食材を使い、輪島のミシュランガイド一つ星店のシェフがワインに合う料理を手掛ける。中元や歳暮の時期に真空パックや缶詰として届け、「オール奥能登」でコロナ禍で落ち込んだ地場産品の需要回復を後押しする。

  岩ガキ、能登豚など

 ギフトに用いるワインは赤と白、ロゼの3種類で、幅広い料理に合わせやすい計6銘柄を採用した。

 料理を手掛けるのは、ミシュランガイド2021で一つ星を獲得したフランス料理店ラトリエ・ドゥ・ノト(輪島市)の池端隼也オーナーシェフ。夏場に採れる岩ガキをはじめ、原木シイタケ「のと115」など旬の食材を使い、それぞれの銘柄とマッチする料理を考案する。

 能登ワインを取り扱う同店は能登の厳選食材に特化した料理を提供しており、地域の生産者を応援するためギフト開発に協力することになった。

 肉や魚などの料理4品を試作し、7月12日に百貨店や食品スーパーの担当者、一般モニターを招いてラトリエ・ドゥ・ノトで試食試飲会を開く。長期保存がきくよう真空パックや缶詰に詰めて届けることなどを想定し、販売価格やターゲット層を決めた上で、今年の歳暮シーズンを目指して商品化に取り組む。

 能登ワインは、コロナ禍で試飲や販売を行うギャラリーを休業し、醸造所見学を取りやめた時期もあった。売り上げは前年比5割減の月もあったなど、厳しい状況が続く。

 同社にとってワインと料理のギフト商品は初めての試みとなる。担当者は「特別な時だけでなく、日常的にワインを楽しんでほしい」と話した。

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