花束を受け取る(右から)佐々木選手と横嶋選手=高岡向陵高

 東京五輪ハンドボール女子日本代表の佐々木春乃選手(26)=北國銀行ハニービー=と、交代出場が可能な補欠に選ばれた横嶋彩選手(30)=同=が25日、母校・高岡向陵高での壮行会に参加し、「必ずメダルを獲得し、母校に戻ってきたい」と誓った。

 初めて五輪に出場する2人は堀川スポーツ少年団、堀川中、高岡向陵高と同じ道を歩み、競技に打ち込んだ。高校3年間を振り返った佐々木選手は「3年生のインターハイで終盤に逆転され、負けたことの悔しさを忘れることなく練習に励んだ結果が今につながっている」と話した。本番に向け「多くの人の思いを胸に自分の持ち味を発揮したい」と意気込んだ。

 横嶋選手は2019年9月に左膝の前十字靱帯(じんたい)断裂などの大けがを負っており、「多くの応援があってやってこれた。感謝の気持ちを忘れずに頑張ってきたい」と語った。

 2人は16年3月まで同校で監督を務めた大森聡さん(プレステージ・インターナショナルアランマーレ強化部長)に教わったプレースタイルを強みにしたいとし、「目標であるメダルを持って帰り、生徒に掛けてあげたい」と話した。

  後輩エール

 同校ハンドボール部の山田竹乃主将が「尊敬する先輩が世界の舞台で力強いプレーができるよう応援している」とエールを送り、花束などを手渡した。

 2人は29日から都内で始まる合宿に参加し、東京五輪を迎える。

  「精いっぱい戦う」 県庁で意欲

 佐々木、横嶋両選手は25日、富山県庁に新田八朗知事を訪ね、それぞれが県民の支えに感謝し「メダル獲得を目指し精いっぱい戦う」と意気込んだ。

 新田知事は「県出身のオリンピアンの活躍をみんな待ち望んでいる。プレッシャーをいい力に変えて頑張っていただきたい」と述べ、激励金を手渡した。県ハンドボール協会の土田一清会長が同行した。

 両選手は富山市役所で藤井裕久市長、県体育協会で老月守専務理事の激励も受けた。

 表敬後、報道陣の取材に応じた佐々木選手は「東京五輪がゴールではないと思っている。次のパリ五輪に向けてさまざまな経験をしていきたい」と決意を示した。横嶋選手は「私が試合に出る時はチームの流れを変えたい時。しっかりと準備していきたい」と力を込めた。

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