一時帰港した中型イカ釣り船=能登町小木港

 日本海でスルメイカ漁に当たる石川県漁協所属の中型イカ釣り船5隻が25日、燃料補給のため、拠点の能登町小木港に一時帰港した。今月の出漁以来、帰港は初めて。小木船団の持平祐治副船団長(59)=第18興洋丸船長=は「どこに行ってもイカがいない」と話し、厳しい船出となった。違法操業の中国などの漁船は目撃していないという。

  中国船目撃なし

 県漁協所属船は6月6日に第1陣の6隻が出漁、19日までに計8隻が日本海に向かった。

 船団は能登半島沖の好漁場「大和(やまと)堆(たい)」の南西付近や山口県見島沖、輪島市の猿山岬沖などで操業し、漁獲量はわずかで、サイズも小さかった。2日間操業した大和堆南西付近では全く漁獲がなかった。

 持平副船団長は「こんなにイカがいないのは経験がない。これまで中国や北朝鮮の船に漁場を荒らされたのが影響し、資源が無くなっているのではないか」と推測した。

 帰港した5隻のうち、2隻は見島沖でスルメイカに混じって釣り上げたケンサキイカ計約3トンを水揚げした。26日には2隻が一時帰港する予定となっている。いずれの船もスルメイカの水揚げはせず、週明けにも再び日本海に向かう。

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