登校時間に合わせ、西部中の校門で警戒に当たる富山西署員=16日午前8時20分、富山市五福

 16日午前6時29分ごろ、富山市五福の県道五福交差点付近で、「刃物のような物を持って歩いている男を見掛けた」と通行人から110番通報があった。富山西、富山中央署が周辺を巡回したが、正午現在、男は見つかっていない。12日には約500メートル離れた神通大橋付近でも同様の目撃情報が寄せられており、近くの小中学校や高校は、登校する児童や生徒の見守りに当たるなど対応に追われた。

 富山西署によると、男は60歳くらいで、身長は約170センチ。白色マスク、黒っぽいスーツを着用していた。刃物とみられるものは刃の部分が30~40センチほどだったという。

 目撃情報があった現場はあいの風とやま鉄道富山駅から南西に約2キロの住宅街の一角。近くには五福小や西部中、富山工高、富山商高、富大などがある。

 富山西、富山中央署が五福交差点を中心にパトカーを巡回させた。近くの小中学校や高校に署員を配置し、教諭らと連携して通学路の警戒に当たった。住民には防犯メールで、不要不急の外出を控えるよう要請した。

 目撃情報を受け、近くの小中学校や高校は対応に追われた。富山工高は16日に予定していた体育大会を17日に延期した。午前7時ごろの時点で登校していなかった生徒は自宅待機、学校に来た生徒は校舎内で待機して午前11時ごろに帰宅した。

 12日には今回の目撃情報があった場所から北に約500メートル離れた神通大橋左岸付近でも同様に刃物を持った男の目撃情報が寄せられている。富山西署によると、男は30~40歳、身長170~175センチほどで、体形は少し太め。黒っぽい上着と薄茶色の膝丈のズボンを着用していた。刃の部分は約40センチあったという。

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