見学会に向けて打ち合わせする河内さん(左から2人目)と宮井さん(同3人目)ら関係者=金沢市芳斉2丁目

  6月下旬に解体、150年の歴史に幕

 今月下旬に解体工事が始まる金沢市中央小芳斎分校の校舎を卒業生らに開放する見学会が20日開かれる。町会連合会の有志が分校と旧芳斎町小の卒業生、地域住民に思い出を振り返ってもらおうと企画した。当日は来場者が教室や廊下などを見て回り、城下の小学校を経て特別支援教育の拠点校として150年の歴史を刻んだ学び舎(や)に別れを告げる。

 同校は1871(明治4)年に柳町小として創立され、73(同6)年に田丸町小に改称し、1947(昭和22)年に芳斎町小となった。87(同62)年に近隣の長町小、長土塀小、松ケ枝町小とともに中央小に統合され、旧芳斎町小は特別支援教育を行う中央小芳斎分校に改編された。

 現在の鉄筋コンクリート造4階建ての校舎(延べ床面積約4300平方メートル)は、1968(昭和43)年に建築された。現行の耐震基準を満たしていないため解体し、跡地には小・中学校特学分校と特別支援教育サポートセンター(仮称)、芳斎公民館・児童館が一体的に整備される。

 見学会は、旧芳斎町小OBの会社役員宮井淳也さん(54)=昭和町=とヘアサロンを営む河内一隆さん(51)=芳斉2丁目=が「母校が取り壊される前にもう一度、内部を見たい」と発案。芳斎地区町連会長の安居知世県議に相談して5月の開催が決まっていたが、新型コロナのまん延防止等重点措置の金沢適用で延期していた。

 14日は安居県議と卒業生ら6人が見学会に向けた打ち合わせで学校前に集まった。河内さんは「『56豪雪』の時に3階まで雪が積み上がったことに驚いた」と懐かしみ、宮井さんは「同級生や先輩、後輩と思い出を語り合いたい」と当日を心待ちにした。

  事前の予約不要

 見学会は20日午前10時から正午までで、事前予約は不要となる。

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