感染拡大特別警報の解除について説明する新田知事=富山県庁

 富山県は12日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県独自で出していた「感染拡大特別警報」を解除した。感染者や入院者が減少していることを受けた措置となる。県独自の警戒レベルは「ステージ2」を維持しており、引き続き夜間の外出で2時間以上の飲食自粛などを求める。

 感染拡大特別警報は5月21日に出し、家族や普段から会っている知人以外との不要不急の外出、交流を控えるとともに、イベントの開催を慎重に検討するよう呼び掛けていた。

 感染者は5月末から減少傾向で推移。コロナに関する判断指標のうち、新規陽性者や感染経路不明の新規陽性者数はステージ2移行前の水準を下回った。さらに入院者数(直近1週間平均)も基準の100人を下回ったため、専門家の意見を聞いた上で12日午前零時に特別警報を解除した。

 ステージ2では2時間以上の飲食自粛のほか、基本的な感染防止対策が徹底されていない施設や飲食店への出入りを控えることを要請している。さらに同居する家族以外のグループでの会食は4人以下とし、会話の際はマスクを着用するよう求め、県境をまたぐ不要不急の往来自粛も呼び掛けている。

 新田八朗知事は11日、県庁で記者団の取材に対し、県民や医療従事者の協力に感謝した上で「引き続き高い緊張感を持ち、『うつさない、うつらない』行動を徹底してほしい」と述べた。ステージ1への引き下げに関しては「もう少し先になると思う」と語った。

  「引き続き往来控えて」石川まん延防止13日解除

 知事は、石川県に適用されている「まん延防止等重点措置」が13日で解除されることについて「日頃から交流の大きい隣県であり、ひとまず安心の材料の一つだと思う」と話した。ただ、ステージ2で県境をまたいだ不要不急の往来自粛を求めているとし、引き続き石川への往来を控えるよう呼び掛けた。

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