飲食店への時短要請の解除などを決めた石川県の新型コロナウイルス対策本部会議=県庁

 石川県は11日、まん延防止等重点措置が解除される13日に県独自の「石川緊急事態宣言」を解除し、14日から金沢市を含む県内全域の飲食店への時短要請などを取りやめることを決めた。

 解除されるのは、金沢市内を含めた県内全域の飲食店の時短要請(金沢市は午後8時まで、同市以外は午後9時まで)のほか、同市内の飲食店での終日の酒類提供の自粛要請や、県内全域の飲食店でのカラオケ設備の利用自粛要請、集客施設への時短要請など。

  飲食店や宿泊施設に認証制度

 さらに、飲食店や宿泊施設を対象に「いしかわ新型コロナ対策認証制度」を始める。飲食店はテイクアウトやデリバリー専門店、接待を伴う飲食店は対象外となる。認証基準は飲食店が50項目、宿泊施設は69項目で、いずれも有効期間は1年間。6月14日~7月9日まで申請を受け付ける。認証店を対象に「いしかわGoToイートプレミアム」や、県民向け県内旅行応援事業を行い、需要を喚起する。

  18日から高齢者に接種開始 いしかわ県民ワクチン接種センター

 金沢市の県産業展示館4号館で開設する「いしかわ県民ワクチン接種センター」で、7市町から接種要請を受けた高齢者約2千人や、医療従事者など計約3千人を対象に、6月18日からワクチン接種を始める。センターは7月4日から本格運用し、19~22歳の若年層約4万8千人を対象に接種する。原則、毎日接種を行う。予約方法は、高齢者が市町に予約するか、市町が対象者を選ぶ。若年層の予約は6月24日からLINEで毎日24時間受け付ける。

  兼六園、14日から開園

 6月13日まで臨時休園、休館している兼六園や、いしかわ動物園、のとじま水族館など県有施設は14日から開園、開館する。県内市町への要請も解除する。

  感染拡大注意報に移行

 県内の感染状況は、直近1週間の新規感染者数が58人、感染経路不明者が17人となり、他の指標も改善傾向がみられることから、現在のステージ2の「感染拡大警報」から「感染拡大注意報」に移行した。

 11日、県庁で開かれた新型コロナウイルス感染症対策本部会議で決定した。

 谷本正憲知事はこれまでの県民や事業者の協力に感謝を示した上で「要請は解除するものの、ウイルスは身の回りにいる。コロナ前の日常に戻るわけではない」と述べ、引き続き感染防止対策の徹底やワクチン接種への協力を求めた。

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