F35Aの配備計画を説明する桝賀局長=小松市議会

  小松市議会で配備計画説明

 防衛省近畿中部防衛局の桝賀(ますが)政浩局長は8日、小松市議会全員協議会で、航空自衛隊小松基地への最新鋭ステルス戦闘機F35Aの配備計画を説明した。桝賀局長は、既にF35Aを配備した空自三沢基地(青森県三沢市)の現状から、「騒音が体感的にうるさくなった実績はない」との見解を示した。2025年度以降に現行のF15戦闘機からの置き換えを進め、4年程度かけて約20機体制になると見通した。

 桝賀局長は米軍のデータを引用し、F35Aの騒音は地上でエンジンを作動させた場合はF15戦闘機と同程度で、飛行時はF15より4~10デシベル程度大きくなると説明。三沢基地でも騒音調査を続けているとし「地元の市長や市議、住民に聞くと、体感でうるさくなった印象はないということだった」と述べた。

 防衛省は25年度に小松基地にF35Aを4機配備し、現行のF15と順次置き換える。将来的に約20機体制にし、2飛行隊のうち一つをF35Aに刷新する。三沢基地では毎年4~10機が配備されており、桝賀局長は「確定的に言えないが、今の状況から見ると、4年くらいかかると考えている」と述べた。

 F35Aを配備する意義について「他国の力による現状変更を許容しないわが国の意思がしっかり示される。攻撃に対する抑止力になる」と理解を求めた。

  市の質問に回答へ

 小松市は4日、近畿中部防衛局に対し、騒音対策などに関する質問状を送付した。桝賀局長は市議会6月定例会の開会日で、基地周辺105町内会でつくる小松飛行場周辺整備協議会(周辺協)への説明会が開かれる11日までに回答する意向を示した。

 桝賀局長は基地周辺の騒音対策などを定めた「10・4協定」を順守する意向を強調した。宮橋勝栄市長は全員協議会の冒頭に「配備における影響をしっかりと見極め、市議会、周辺協と協議しながら丁寧に対応したい」と述べた。

  加賀市議会で説明

 加賀市議会基地対策特別委員会は8日開かれ、市側が小松基地でのF35Aの配備計画について説明した。

無断転載・複製を禁じます