石川県は1日、新たに新型コロナウイルス感染者20人と、治療中の1人の死亡を確認したと発表した。このうち県内最大のクラスター(感染者集団)となった航空高石川(輪島市)の関係では、新たに生徒2人の陽性が判明し、感染者は計109人となった。死者の公表は4日連続で、計106人となった。感染者累計は3772人に上った。
亡くなったのは80代の1人で、遺族の同意が得られずに性別や居住地が非公表となっている。
新たに感染したのは、金沢、白山、小松、輪島、内灘の5市町在住の1歳未満~80代の男女。居住地別では金沢12人、白山3人、小松、輪島各2人、内灘1人。
航空高石川以外で既に判明しているクラスター関係では、障害児通所施設と高齢者通所介護施設の関係で各1人の陽性が判明し、感染者はそれぞれ14人と7人となった。このほか、既に公表されている感染者の濃厚接触者または接触者が11人、残る5人の感染経路が分かっていない。
県内では1日午前10時までに、航空高石川の7件を含む756件の検査件数が報告され、20人が陽性だった。
県内で治療中の患者は422人(前日比23人減)で、うち重症者は11人(前日と変わらず)となっている。感染者の療養別では、自宅療養が40人(同8人減)、入院215人(同1人減)、ホテルでの宿泊療養が133人(同19人減)、高齢者施設などが17人(前日と変わらず)となった。入院か宿泊療養を予定している人は1日午前10時現在、18人(同5人増)となっている。
1週間の新規感染者数は176人
直近1週間の新規感染者数は176人で、200人を下回るのは5月2日以来となる。