石川県は25日、新たに新型コロナウイルス感染者101人の感染と、治療中の1人の死亡を確認したと発表した。県内の1日当たりの感染者数は、過去最多だった5月8日の80人を大幅に上回り、最多を更新した。100人を上回るのは初めて。

 クラスター(感染者集団)が発生した航空高石川(輪島市)で、新たに男子生徒48人、男子学生3人のほか、生徒と同居する女子学生1人、40代男性会社員の2人の計53人の感染が確認された。症状は軽症または調査中で、いずれも最終登校が5月21日となっている。既に感染が判明した生徒9人を含めて、同校の感染者は62人に上った。

 同じくクラスターが起きた羽咋市の介護老人保健施設「白鳥苑」の関連では、羽咋、宝達志水、中能登の70代~90歳以上の入所者ら8人の陽性が新たに分かった。施設の感染者は計28人となった。

 このほか、既に公表された感染者の濃厚接触者または接触者が29人で、残る11人の感染経路が分かっていない。

 新たに感染したのは金沢、白山、小松、能美、野々市、七尾、かほく、輪島、羽咋、珠洲、中能登の11市町の10歳未満~90歳以上の男女。

 居住地別では輪島53人で最も多く、金沢20人、小松7人、羽咋5人、七尾、能美、中能登各3人、白山、野々市各2人、かほく、珠洲、宝達志水各1人。 

 亡くなったのは、加賀市の80代女性。24日に死去した。

 死者の公表は5月19日以来で、5月の死者は28人、感染者は1101人となった。累計では死者は99人、感染者は3596人となった。 

 県内では午前10時までに1091件の検査が行われた。

 1週間の新規感染者は304人、再びステージ4に

 直近1週間の新規感染者数は304人(前日比58人増)と、6日ぶりに300人を上回り、モニタリング指標で最も深刻な「ステージ4」のラインとなる285人を再び超えた。

 県内で治療中の患者は554人(前日比45人増)で、うち重症者は16人(同2人増)となっている。感染者の療養別では、自宅療養が88人(前日比2人減)、入院244人(同21人減)、ホテルでの宿泊療養が82人(同4人減)、高齢者施設などが24人(同8人増)となった。入院か宿泊療養を予定している人は25日午前10時現在、117人(同64人増)となっている。

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