石川県は22日、県内で新たに新型コロナウイルス感染者55人を確認したと発表した。50人を超えるのは、59人だった5月16日以来。5月の感染者は941人、累計で3436人となった。

 新たに感染したのは、金沢、白山、小松、加賀、能美、七尾、羽咋、津幡、志賀、宝達志水、中能登、穴水の12市町在住の10歳未満~90歳以上代の男女。重症が1人、中等症が5人、軽症37人、無症状12人。

 居住地別では金沢27人、小松6人、羽咋、中能登各4人、加賀、宝達志水各3人、白山、能美各2人、七尾、津幡、志賀、穴水各1人。

 新規感染者のうち、クラスター(感染者集団)が発生した羽咋市の介護老人保健施設「白鳥苑」で職員や入所者ら13人の感染を確認、感染者は19人となった。このほか、既に公表されている感染者の濃厚接触者または接触者で26人、残る16人の感染経路が分かっていない。

 県内では22日午前10時までに893件の検査が行われた。

 22日現在、治療中の患者は515人(前日比1人減)で、うち重症者は12人(同2人増)となっている。

 感染者の療養別では、自宅療養が89人(前日比8人減)、入院は258人(同7人増)、ホテルでの宿泊療養が100人(同6人減)となった。高齢者施設などが18人(同1人増)、入院か宿泊療養を予定している人は22日午前10時現在、51人(同5人増)だった。

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