石川県は19日、新型コロナウイルスに感染していた1人の死亡と、新たに36人の感染を確認したと発表した。5月の死者は27人、感染者は833人と800人を超え、いずれも月別の最多を更新した。累計で死者は98人、感染者は3328人となった。

 亡くなったのは、遺族の了解を得られずに年代や性別、居住地などが非公表の1人。

 新たに感染したのは、金沢、白山、小松、加賀、野々市の5市在住の10代~80代の男女。居住地別では金沢21人、加賀8人、白山、小松各3人、野々市1人。

 新規感染者のうち、既に判明しているクラスター(感染者集団)関連では、会食6例目で2人、飲食店12例目で1人の感染を確認。感染者はそれぞれ20人と、16人となった。このほか、既に公表されている感染者の濃厚接触者または接触者で21人、残る12人の感染経路が分かっていない。

 県内では18日午前10時までに、1148件の検査が行われた。

 19日現在、治療中の患者は578人(前日比21人減)で、うち重症者は10人(同1人減)となっている。感染者の療養別では、自宅療養が前日より5人多い95人で、入院は278人(前日比8人減)、ホテルでの宿泊療養が125人(同11人減)となった。高齢者施設などが18人(前日と変わらず)、入院か宿泊療養を予定している人は19日午前10時現在、62人(同7人減)だった。

 直近1週間の感染経路不明者数は97人となり、100人を下回るのは5月9日以来となる。

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