石川県は17日、新型コロナウイルスに感染していた1人の死亡と、新たに16人の感染を確認したと発表した。県内で1日あたりの感染者数が20人を下回るのは、18人だった4月27日以来となる。

 5月の死者は26人、感染者数は754人で、県内の死者は計97人、感染者累計は3249人となった。

 亡くなったのは、遺族の了解が得られずに年代や性別、居住地が非公表の1人。

 新たに感染したのは、金沢、白山、小松、加賀、能美、内灘の6市町在住の10代~80代の男女。居住地別では金沢7人、加賀4人、小松2人、白山、能美、内灘各1人。

 新規感染者のうち、既に判明しているクラスター(感染者集団)関連では、飲食店と飲食店15例目の関連で各1人の感染が判明し、感染者はそれぞれ37人と11人となった。このほか、既に公表されている感染者の濃厚接触者または接触者で7人、残る7人の感染経路が分かっていない。

 県内では17日午前10時までに250件の検査が行われた。

 17日現在、治療中の患者は608人(前日比38人減)で、うち重症者は11人(同2人減)となっている。感染者の療養別では、自宅療養が前日より11人少ない85人で、入院は300人(前日比2人減)、ホテルでの宿泊療養が147人(同2人増)となった。高齢者施設などが17人(同5人増)、入院か宿泊療養を予定している人は17日午前10時現在、59人(同32人減)だった。

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