金沢の方言の変化について講演する新田教授=北國新聞20階ホール

 金大と北國新聞社が連携して取り組む市民公開講座「金沢学」は15日、金沢市の北國新聞20階ホールで開かれ、同大の新田哲夫教授が「金沢方言の今と昔」と題して講演した。新田教授は地場の物を指す「じわもん」の本来の意味は自分の家で消費すべき物であるとし、「後々、地の物と混同して使われるようになった」と説明した。

 新田教授は、明治生まれの女性から聞き取った金沢方言の研究内容を伝えた。話し手の態度を表す文末詞の説明では、「間違えたぞいね」「間違えたがいね」「間違えたわいね」のフレーズを示して解説した。「ぞいね」は事実を認める、「がいね」は相手に事実を認めさせる、「わいね」は自分の認識を一方的に伝える働きがあるとした。

 新田教授は、金沢弁の代表格である「まっし」を、うたい文句にする動きが広まっていることも紹介した。

無断転載・複製を禁じます