石川県は14日、新型コロナウイルス対応のまん延防止等重点措置の適用を受け、県内全域の飲食店に対する営業時間の短縮要請を6月13日まで延長し、適用地域の金沢市では5月16日から終日、酒類提供の自粛を求めることを決めた。集客施設にも時短を要請する。谷本正憲知事は、31日と6月1日の県内での東京五輪聖火リレーについて、県内全域で公道での実施を中止する方針を示した。

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 県庁で開いた新型コロナ対策本部会議で方針を決定した。重点措置の適用期間は16日~6月13日となる。

 適用に合わせて、県独自の緊急事態宣言の期限を6月13日に延長した。飲食店への時短は金沢市内は午後8時まで、他市町は午後9時まで。酒類の提供は金沢市内が終日自粛、他市町は午後8時までとする。カラオケ設備の利用は終日の自粛を求める。これら全ての要請に応じないと協力金は支給されない。

 重点措置では、知事は時短要請に応じない場合は命令でき、命令にも応じなければ20万円以下の過料を科すことができる。

 集客施設については、金沢市内の面積1千平方メートルを超える施設は午後8時までの時短を要請。全期間に応じると協力金が支給される。大規模施設では1日20万円を上限に面積や短縮した時間などで算出する。

 協力金は支給されないが、金沢市内の1千平方メートル以下の施設に対し、午後8時までの時短を依頼する。他市町は面積に関わらず午後9時までとなる。

 県内でのイベント開催は、大声での歓声や声援が想定されるものは収容率を50%以内、人数の上限を5千人とする。

  県有施設の閉鎖延長

 兼六園やいしかわ動物園、のとじま臨海公園水族館などの閉鎖、県立美術館など文化施設での県主催イベントの中止・延期は6月13日まで延長する。他市町にも同様の措置を求める。

 谷本知事は「県全体で結束して早い段階でステージ3や2に下げていかないといけない」と述べ、県民に外出自粛を呼び掛けた。

  金沢市施設も休館

 金沢市は14日、対策本部会議を開き、まん延防止等重点措置を受け、5月末までとしていた市施設の休館やイベントの中止・延期の期間を6月13日まで延長することを確認した。

 山野之義市長は「これまでに行った施策をいま一度検証し、市民と一緒に感染防止に取り組まないといけない」と強調した。越田理恵保健所長は9割近くを占める変異株の感染力の高さを指摘し、家庭内感染が増えていると説明した。

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