石川県は13日、新型コロナウイルスで治療を受けていた4人が死亡し、新たに56人が感染したと発表した。5月の感染者数は589人、死者数は21人となり、いずれも半月足らずで月別の過去最多を更新。直近1週間では、感染経路不明者数(146人)が最も深刻なステージ4相当の基準を初めて上回り、新規感染者数(408人)は7日連続で最多を塗り替えた。

 月別の感染者数はこれまで、4月の584人が最多だった。死者数は昨年5月の17人が最も多かった。

 県の指標は、全4項目のうち3項目がステージ4相当となった。ステージ3相当の重症者用病床使用率は45・7%に減少したが、重症者があと2人増えればステージ4相当の基準である50%以上となる。全体の病床使用率は4日ぶりに80%を下回り、79・6%だった。

 13日発表の死者4人のうち、1人は金沢市の80代女性で、残る3人は遺族の希望で居住地や年代、性別は非公表。1日当たりの発表数では、8日に並び過去最多タイとなる。死者の累計は92人。

 新規感染者56人のうち、クラスター(感染者集団)では3例でいずれも1人の陽性が確認された。会食関係6例目が計17人、同8例目が計8人、飲食店13例目が計15人となった。濃厚接触者と接触者は30人、感染経路不明者は23人だった。

  40代までが7割

 感染者56人は県内外の10歳未満~80代で、小学生、中学生、高校生、大学生、教員、公務員を含む。10歳未満~40代が約7割を占め、若年層の感染が目立つ。重症が1人、中等症が7人で、残りは軽症か無症状。居住地は金沢市27人、加賀市8人、小松、野々市市各5人などとなっている。

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