変異株5月88・3%

 石川県は12日、県内外の71人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりでは8日の80人に次いで多く、うち感染経路不明者は34人で最多となった。重症者用病床使用率は過去最高の48・6%に悪化し、最も深刻なステージ4相当の50%に迫る。感染力が高いとされる変異株の比率は今月に入って88・3%にまで高まっている。

 直近1週間の新規感染者数は389人で、6日連続で過去最多を更新した。直近1週間の感染経路不明者数は132人で、ステージ4相当ラインの143人まであと11人。13日の新規経路不明者が20人以上なら基準を超える。

 12日は重症者用の使用病床数が2床増え、計17床となった。あと1人重症者が増えれば使用率が50%以上となる。全体の病床使用率は82%で、前日から微減した。

 県によると、1~12日の感染者の中から94人を検査し、83人から東京都や大阪府などで広がる「N501Y」変異を確認した。変異株の感染者は累計で367人となった。

 12日の検査件数は1076件で、8日の866件を抜いて最多だった。感染者71人のうち、クラスター(感染者集団)では飲食店13例目で2人の陽性が分かり、計14人。そのほか、4例でいずれも1人の感染が確認され、累計は福祉施設4例目36人、会食関係6例目16人、同7例目11人、飲食店12例目14人となる。

 クラスター関係と経路不明者のほか、感染者の濃厚接触者か接触者は31人だった。県内の感染者の累計は3千人を超えて3028人となった。

 感染者71人は1歳未満~80代で未就園児、大学生、教員、公務員、保育士を含む。重症が1人、中等症が5人で、そのほかは軽症か無症状。居住地は金沢市38人、小松市8人、野々市、能美市各5人などとなる。

 金沢市内の宿泊療養ホテルに収容された感染者数は前日より13人多い112人となり、初めて100人を超えた。

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