富山県は12日、県内で新たに10歳未満~70代の男女17人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち3人は感染が急拡大している石川県への移動歴があった。一日当たりの公表数は2日と並んで今月最多となり、県内の感染者の累計は1445人。変異株は11人判明し、累計は299人となった。

 新規感染者は富山市8人、高岡市5人、小矢部市2人、砺波、射水市が各1人で、中等症3人、軽症12人、無症状2人だった。

 高岡市の20代女性は1日、射水市の20代男性は2日、小矢部市の60代女性は4日にそれぞれ石川県を訪れていた。いずれも軽症。同県で感染が急拡大後、同県に移動歴がある人の感染が確認されたのは初めて。小矢部市の女性は同県内の感染者の濃厚接触者で、家族の60代男性は無症状だが、検査を受けたところ陽性だった。射水の男性は既に家族が感染していた。

 県新型コロナウイルス対策班の担当者は、石川県への移動歴がある人の感染が今後も確認される可能性を指摘。同県への移動自粛を求めるとともに「石川県で友人らと食事をした人は感染が広がる場面を避けてほしい」と話した。

  「2週間は緊張感を」新田知事

 新田八朗知事は12日の定例会見で県内の感染状況は入院者数が高止まりし、県の警戒レベルを「ステージ2」から引き下げるには引き続き判断指標の数字を見極める必要があるとした。

 ウイルスの潜伏期間は2週間とし、ゴールデンウイーク明けから2週間は緊張感を持ってほしいと県民にあらためて呼び掛けた。

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